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2008年4月20日日曜日

MyDriversでドライバをバックアップ

自分が使っているシステムのドライバをバックアップして取っておくと、OSの再インストール時に足りないドライバを入れることができ、OSにドライバを統合したりする際にも結構便利です。

というわけでOQO model 01+のドライバをバックアップしておきました。

ここで使用したのはMy Driversというアプリケーションで、もともとはBartPEで光学ドライブ起動のOSに統合するドライバを抜き出すために使用していたものです。有料のアプリケーションですが2週間程度は試用できますのでドライバを抜き出したいときにインストールしてみるとよいと思います。

以下バックアップの様子です。

まずはダウンロードしたファイルを実行してインストールします。


インストールする言語を決めます(日本語はないので英語でよいでしょう)


お決まりの注意書きです


ライセンス文です


インストール先を選びます


準備ができたので<NEXT>を押すとインストール開始です


ファイルがコピーされてインストールが終了します


登録を求められますが、<Register Later:後で登録>を押せば登録は猶予されます


実行した画面です


使用しているドライバを集めるため<Collect All>を押して、使用しているドライバを集めたら<Backup All>を押してバックアップします (どこにバックアップするか聞いてきます)


バックアップ成功のダイアログが出たら終了させます

2008年3月30日日曜日

Trasmeta Crusoe

Transmeta Crusoeとは(→Wikipediaだと)VLIW(Very Long Instruction Word)アーキテクチャを採用している。CMS(コードモーフィングソフトウェア)といわれるファームウェアレベルで動くソフトウェアによって各種プロセッサの命令をデコードすることができるプロセッサです。CMS用にメインメモリを10数MB(OSから認識しない領域で)使うという特徴があります。登場時期は2000年らしいです。

CMSを入れ替えることによってx86以外のアーキテクチャのCPUとして振舞うことも可能ですが、市場性の問題なのかx86プロセッサとしての使用以外は脚光を浴びることはありませんでした。

Crusoeにはノースブリッジ機能が内蔵されておりチップのフットプリント(基板占有面積)の点で他のx86プロセッサより有利で、消費電力も小さかったことからモバイル製品向けのプラットフォームとして使用されました。(ちなみにTM5800の製造プロセスは130nmです。)

パフォーマンスの点ではCMSによるデコード作業があるせいか、IntelのCPUと比較して明らかに劣っておりクロック比で半分くらいのイメージです。また、ベンチマークに出ない体感速度として「もっさり」した感じがあるといわれていました。(I/O周りをCPUでエミュレートしているためといわれています。

後継CPUとしてEfficeonが登場し、I/O周りのパフォーマンスが改善されたらしいものの、Transmetaを取り巻く事業環境の悪化(Intelの低消費電力プロセッサへの攻勢・・・超低電圧Ptentium !!!やPentium Mの登場)により、その活動範囲を狭めついには、プロセッサ事業をやめてしまいました。

Crusoeを採用したノートPC(適当に探して見つけたもの)

日立
フローラ210W NL3
フローラ220TX NP3,NP4

HP
Compaq Tablet PC TC1000 (T1.0/10X/256/30/XPT)
Compaq Tablet PC TC1000 (T1.0/10X/256/40/W/XPT/OX)

シャープ
PC-MM1-H3W, PC-MM1-H3S
PC-MM1-H5W, PC-MM1-H3E
PC-SX1-H1

富士通
FMV-BIBLO LOOX Sシリーズ
FMV-BIBLO LOOX Tシリーズ(2003年春モデルまでCrusoe)

東芝
Libretto L1/060TNCM
Libretto L1/060TNMM
Libretto L2/060TN2L
Libretto L2/060TNML
Libretto L3/060TN2L
Libretto L5/080TNKW
Libretto L5/080TNLN

ソニー
VAIO PCG-C1VJ・PCG-C1VJ/BP
VAIO PCG-GT3/K
VAIO PCG-U1
VAIO PCG-U3

カシオ
FIVA MPC-205/206
FIVA MPC-206VL
FIVA MPC-216XL

2008年3月26日水曜日

熱伝導グリス

発熱する半導体(CPU等)を冷却する際にヒートシンクを使用して熱を逃がしますが、半導体にヒートシンクを押し付けただけでは密着が悪く熱が効率的に伝わりません。そこで熱伝導グリスと呼ばれるペーストを塗りつけることにより隙間を埋めて、熱の伝わりをよくする必要が出てきます。

今回はそんな熱伝導グリスにもいろいろ種類があるというお話です。

熱伝導グリスの性能を表す指標として「熱伝導率」というパラメータがあります。このパラメータは文字通り熱がどのくらい伝導しやすいかということを示していて大きいほど熱の伝わりが良好であることを示します。単位は「W/(m・K)」で表されます。ちなみにいくつかの物資の熱伝導率を挙げると下記のようになります。

銀:420 W/(m・K)
銅:390 W/(m・K)
アルミ:236 W/(m・K)
ダイヤモンド:1000~2000 W/(m・K)
水:0.6 W/(m・K)

ここで、3つほど熱伝導グリスを購入してきました。


(1)シリコングリス:0.9W/(m・K)・・・200円くらい(写真下)
(2)セラミックグリス:5.1W/(m・K)・・・700円くらい(写真左上)
(3)シルバーグリス:9.0W/(m・K)・・・1300円くらい(写真右上)

(1)のシリコングリスはどこでも手に入り安価ですが、他のグリスと比較して非常に熱伝導率が低いことがわかります。何でもよい場所には最適ですが、かなり発熱するCPUなどに関してはもうちょっと欲張りたいものです。導電性はありません。

(2)のセラミックグリスについては、見た目はシリコングリスと同様の白いペーストですが、熱伝導率はシリコングリスの5倍以上という値を示しています。ペーストに導電性がないのが特徴です。

(3)のシルバーグリスは3つの中ではもっとも高価ですが、熱伝導率はもっとも高い値を示しています。ただし注意が必要なのはその名のとおりペースト内に銀が入っていますので若干ですが導電性を示すということです。CPUなどでチップ抵抗などがコアの近くに実装されている場合などは細心の注意が必要です。

アルミや銅などと比較すると熱伝導グリスの熱伝導性は低いため、発熱体とヒートシンクをなるべく密着するようにし、熱伝導グリスの使用量が最小限で済むようにすることが重要です。グリスはあくまでもミクロな隙間埋めのためだけに用いられるものだということを忘れないでください。

今回購入してきたものの中ではセラミックグリスが一番使いやすそうですが、絶縁されたCPUにヒートシンクを付ける機会(このFRUナンバーを見るためには一度ヒートシンク付きファンユニットをはずす必要がありました)があるかもしれませんので、シルバーグリスも持っておくと安心です。

ダイヤモンドのパウダーが入ったペーストなどもあるようですが、熱伝導率や導電性についての表示がされていない場合があり(従来品と比較してCPU温度が**℃低下するといったような「どんな条件で比較したんだよ!」と突っ込みを入れたくなるようなことしか書いていないような商品も結構あります)何を購入したらよいのかはなかなか難しいところだと思います。熱伝導グリスに関しては客観的に比較できる熱伝導率を表示してほしいものです。