最後の更新から2年半あまりが経過していますが、気まぐれに再開してみます。
さて、Intelの新Core iシリーズプロセッサ(開発コード名:Sandy Bridge)が発表され紆余曲折を経て搭載PCも発売されました。ThinkPad T500を購入するときにも書いた通りトラックポイントに慣れているためやはりThinkPadで新機種を探します。
数年前からですがディスプレイが徐々に横長になっていて4:3(T60の頃)⇒16:10(T500の頃)⇒16:9(今)となっています。ディスプレイの横長化自体は時代の流れですから別に良いのですが、縦方向の解像度が下がってしまうと使い勝手が下がってしまう反面、横方向が広がってしまうとPC(ディスプレイ)自体が邪魔でしょうがなくなるのでそのあたりの比較が重要だと思います。
T60:1400×1050 14.1インチ(290×210)
T500:1680×1050 15.4インチ(332×207)
T420:1600×900 14インチ(310×174)
T520:1920×1080 15.6インチ(345×194)
解像度だけ見るとT520が良いですがT60と比較すると5cm以上も幅が広くなってしまいますのでさすがにちょっと邪魔そうです。というわけでT60と比較して少し画素数が減ってしまいますが、T420を選ぶことにしました。
2008年10月13日月曜日
ThinkPad T500のスイッチャブルグラフィックス
ThinkPad T500にはスイッチャブルグラフィックスが搭載されていて外付けグラフィックチップとチップセット内蔵グラフィック機能をWindows Vista上で動的に(再起動なしに)切り替える機能が搭載されています。
趣旨としては消費電力が多いがパフォーマンスの高い外付けグラフィックスとパフォーマンスは劣るが消費電力で有利なチップセット内蔵グラフィックスという位置づけになっているようです。グラフィックの切り替えはタスクトレイのATIアイコンからすぐに行うことができます。
このスイッチャブルグラフィックスのドライバインストール方法がどのようになっているのか不思議でしたが、ビデオドライバをインストールするとまとめてインストールしてくれるようです。だだし、このドライバはLenovoのサイトでは公開されていないらしく、プリロードされているCドライブの内容をバックアップしておかないと手に入れられなくなってしまいますので注意してください。
内蔵と外付けのグラフィックスのVistaエクスペリエンスインデックスの結果は以前報告したので、今回は使用感を記してみたいと思います。Aero程度の負荷では大きな違いはないのかと思っていましたが、実際に切り替えて使用してみると内蔵のグラフィックスは通常使用時(最大化と最小化のアニメーションなど)でもかなりのもたつきを感じることがわかりました。そんなわけでスイッチャブル可能だけれども外付けチップオンリーで運用していたのですが、次に述べる理由でBIOSの設定で外付けのみ使用可能なように切り替えて使うことにしました。
どうやらスイッチャブルで使用するとグラフィックチップ用のドライバを2つとも読み込むらしく、メモリ空間を圧迫するようなのです。特にプリインストールのOSがVista32bit版なので4GBのメモリ空間からシステムが使用するアドレス分だけ少ないメモリ要領が最終的に使用可能なものとなるのですが、スイッチャブルだと2.5GB程度、外付けのみだと3GB程度がメインメモリとして使用可能な容量となるようです。
4GBのメモリを搭載して2.5GBの使用領域はあまりにも悲しいので、どうせ使用しないスイッチャブル機能は無効にすることにしました。
スイッチャブルグラフィックスで運用しているとき
BIOSで外付けのみに設定した後
無効の仕方はBIOSでスイッチャブルを外付け(discrete)のみに設定し、いったん電源を切断(再起動だとだめっぽいです)するだけでOKのようです。
64bit版を使用すればこんなことにはならないのかもしれません。
ThinkPad関係の目次に戻る
趣旨としては消費電力が多いがパフォーマンスの高い外付けグラフィックスとパフォーマンスは劣るが消費電力で有利なチップセット内蔵グラフィックスという位置づけになっているようです。グラフィックの切り替えはタスクトレイのATIアイコンからすぐに行うことができます。
このスイッチャブルグラフィックスのドライバインストール方法がどのようになっているのか不思議でしたが、ビデオドライバをインストールするとまとめてインストールしてくれるようです。だだし、このドライバはLenovoのサイトでは公開されていないらしく、プリロードされているCドライブの内容をバックアップしておかないと手に入れられなくなってしまいますので注意してください。
内蔵と外付けのグラフィックスのVistaエクスペリエンスインデックスの結果は以前報告したので、今回は使用感を記してみたいと思います。Aero程度の負荷では大きな違いはないのかと思っていましたが、実際に切り替えて使用してみると内蔵のグラフィックスは通常使用時(最大化と最小化のアニメーションなど)でもかなりのもたつきを感じることがわかりました。そんなわけでスイッチャブル可能だけれども外付けチップオンリーで運用していたのですが、次に述べる理由でBIOSの設定で外付けのみ使用可能なように切り替えて使うことにしました。
どうやらスイッチャブルで使用するとグラフィックチップ用のドライバを2つとも読み込むらしく、メモリ空間を圧迫するようなのです。特にプリインストールのOSがVista32bit版なので4GBのメモリ空間からシステムが使用するアドレス分だけ少ないメモリ要領が最終的に使用可能なものとなるのですが、スイッチャブルだと2.5GB程度、外付けのみだと3GB程度がメインメモリとして使用可能な容量となるようです。
4GBのメモリを搭載して2.5GBの使用領域はあまりにも悲しいので、どうせ使用しないスイッチャブル機能は無効にすることにしました。
スイッチャブルグラフィックスで運用しているとき
BIOSで外付けのみに設定した後
無効の仕方はBIOSでスイッチャブルを外付け(discrete)のみに設定し、いったん電源を切断(再起動だとだめっぽいです)するだけでOKのようです。
64bit版を使用すればこんなことにはならないのかもしれません。
ThinkPad関係の目次に戻る
2008年10月5日日曜日
ThinkPad T500のベンチマーク1
クリスタルマークを実行してみました。CPUやメモリはそれなりのスコアを出していますが、GDIやD2Dは思ったよりも振るわない印象です。Radeon HD3650にはGDIのアクセラレータが搭載されていないらしいのでそんなものかもしれません。ちなみに実行するにあたり特に設定は行っていません。
ThinkPad T500(2081-A21)
CrystalMark 2004R3
Display Mode:1680x1050 32bit(ClearType)
Disk Info:HTS722020K9SA00 [ 200.0 GB]
CrystalMark: 97513
[ ALU ]:24691
[ FPU ]:23850
[ MEM ]:13893
[ HDD ]: 7358
[ GDI ]: 7579
[ D2D ]: 2964
[ OGL ]:17178
ついでにT60とOQO model 01+、ThinkPad i1124(2609-93J)の実行結果も載せておきます。
ThinkPad T60(2623-PKJ))
Display Mode:1400x1050 32bit(ClearType)
Disk Info:HTS722020K9SA00 [ 200.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 73154
[ ALU ]:17370
[ FPU ]:18363
[ MEM ]:10288
[ HDD ]: 7929
[ GDI ]: 5571
[ D2D ]: 7552
[ OGL ]: 6081
OQO model 01+
Display Mode : 800x480 16bit(Normal)
Disk Info:TRANSCEND TS8GCF266 [ 8.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 10009
[ ALU ]: 2366
[ FPU ]: 1786
[ MEM ]: 1223
[ HDD ]: 2283
[ GDI ]: 875
[ D2D ]: 1262
[ OGL ]: 214
ThinkPad i1124(2609-93j)
Display Mode : 1024x768 16bit(Normal)
Disk Info:IC25N080ATMR04-0 [ 80.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 9682
[ ALU ]: 1734
[ FPU ]: 1839
[ MEM ]: 842
[ HDD ]: 3759
[ GDI ]: 540
[ D2D ]: 849
[ OGL ]: 119
Pentium3時代からみると非常にパワーアップしたのがわかりますね。
ThinkPad関係の目次に戻る
ThinkPad T500(2081-A21)
CrystalMark 2004R3
Display Mode:1680x1050 32bit(ClearType)
Disk Info:HTS722020K9SA00 [ 200.0 GB]
CrystalMark: 97513
[ ALU ]:24691
[ FPU ]:23850
[ MEM ]:13893
[ HDD ]: 7358
[ GDI ]: 7579
[ D2D ]: 2964
[ OGL ]:17178
ついでにT60とOQO model 01+、ThinkPad i1124(2609-93J)の実行結果も載せておきます。
ThinkPad T60(2623-PKJ))
Display Mode:1400x1050 32bit(ClearType)
Disk Info:HTS722020K9SA00 [ 200.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 73154
[ ALU ]:17370
[ FPU ]:18363
[ MEM ]:10288
[ HDD ]: 7929
[ GDI ]: 5571
[ D2D ]: 7552
[ OGL ]: 6081
OQO model 01+
Display Mode : 800x480 16bit(Normal)
Disk Info:TRANSCEND TS8GCF266 [ 8.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 10009
[ ALU ]: 2366
[ FPU ]: 1786
[ MEM ]: 1223
[ HDD ]: 2283
[ GDI ]: 875
[ D2D ]: 1262
[ OGL ]: 214
ThinkPad i1124(2609-93j)
Display Mode : 1024x768 16bit(Normal)
Disk Info:IC25N080ATMR04-0 [ 80.0 GB]
CrystalMark 2004R3
CrystalMark: 9682
[ ALU ]: 1734
[ FPU ]: 1839
[ MEM ]: 842
[ HDD ]: 3759
[ GDI ]: 540
[ D2D ]: 849
[ OGL ]: 119
Pentium3時代からみると非常にパワーアップしたのがわかりますね。
ThinkPad関係の目次に戻る
ThinkPad T500の使用感
最近仕事が忙しくてなかなか触れていないThinkPad T500ですが、使用感を記しておきます。
まず確実にいえるのはT60よりも静かで厚くならないということです。T60に厳しい処理をした際の熱くなりっぷりはなかなかのものでしたので、処理があがって静かで熱くならないとなればこの点に関しては大満足です。
キーボードの打ち心地はT60と比較すると若干しっとりした感じですが、機種による違いかキーボードのサプライヤによる違いかはよくわかりません。キーボードがよくなったとは思いませんが別に悪くなったとも思いません。キーの打鍵音はちょっと小さくなったかもしれません。
筐体の剛性に関しては端を持ち上げた際(それなりの重さなのでこんな危険な持ち方をしようとは思いませんが)のたわみなどはロールケージのおかげか気になりませんが、した写真の部分を強く押すとたわんで凹むのが若干気になります。とはいえ普通に使用している範囲では沈み込みなどが気になることはありません。T60もその気になって押してみるとパームレスト部はちょっと沈み込みます。購入を考えている人は実記を触ってみたほうがよいと思います。
音源についてはステレオになっています。PC内蔵のスピーカなど限られた音質でしょうが、さすがにモノラルは寂しかったのでこれも改善といったところです。
ウルトラナビ(トラックポイント+タッチパッド)に関しては、Vista用のドライバの設定が変わったらしく、T60では標準でスクロール機能が効かなかった部分(Office2007とかも)に関してもスクロールが効くようになりました。タッチパッドについては段差が小さくなり一回り大きくなるなど普通の感じになりましたが、タッチパッドいらない派の人から見ると、より邪魔になっただけかもしれません。見た感じは以前よりはよいと思います。これも使う人次第だと思います。
USBが左側に集中して3ポートあるのは片寄っている感じがしていまひとつです。PCを置く場所や利き手によってUSBのケーブルを挿したい場所は違うと思いますので…。
ディスプレイポートやBDドライブはきちんと使っていないので感想なしです。
カードリーダー内蔵は結構便利だと思います。(ブートはできないみたいなのが残念ですけれど…)
ThinkPad関係の目次に戻る
まず確実にいえるのはT60よりも静かで厚くならないということです。T60に厳しい処理をした際の熱くなりっぷりはなかなかのものでしたので、処理があがって静かで熱くならないとなればこの点に関しては大満足です。
キーボードの打ち心地はT60と比較すると若干しっとりした感じですが、機種による違いかキーボードのサプライヤによる違いかはよくわかりません。キーボードがよくなったとは思いませんが別に悪くなったとも思いません。キーの打鍵音はちょっと小さくなったかもしれません。
筐体の剛性に関しては端を持ち上げた際(それなりの重さなのでこんな危険な持ち方をしようとは思いませんが)のたわみなどはロールケージのおかげか気になりませんが、した写真の部分を強く押すとたわんで凹むのが若干気になります。とはいえ普通に使用している範囲では沈み込みなどが気になることはありません。T60もその気になって押してみるとパームレスト部はちょっと沈み込みます。購入を考えている人は実記を触ってみたほうがよいと思います。
音源についてはステレオになっています。PC内蔵のスピーカなど限られた音質でしょうが、さすがにモノラルは寂しかったのでこれも改善といったところです。
ウルトラナビ(トラックポイント+タッチパッド)に関しては、Vista用のドライバの設定が変わったらしく、T60では標準でスクロール機能が効かなかった部分(Office2007とかも)に関してもスクロールが効くようになりました。タッチパッドについては段差が小さくなり一回り大きくなるなど普通の感じになりましたが、タッチパッドいらない派の人から見ると、より邪魔になっただけかもしれません。見た感じは以前よりはよいと思います。これも使う人次第だと思います。
USBが左側に集中して3ポートあるのは片寄っている感じがしていまひとつです。PCを置く場所や利き手によってUSBのケーブルを挿したい場所は違うと思いますので…。
ディスプレイポートやBDドライブはきちんと使っていないので感想なしです。
カードリーダー内蔵は結構便利だと思います。(ブートはできないみたいなのが残念ですけれど…)
ThinkPad関係の目次に戻る
2008年9月27日土曜日
ThinkPad T500のHDD
ThinkPad T500に搭載されていたHDDはFujitsu製のMHZ2320BHが搭載されていました。
50%くらいまでが何らかの理由で転送速度が落ちているような雰囲気で、実際には60~30MB/secで外周から内周にかけてなだらかに変化していく感じだと思われます。回転数は5400rpmでAccess Timeは17.8msecとなっています。
これをHTS722020K9SA00に載せ変えてみたのが下記の通りです。
このHDDは前の世代のためMHZ2320BHとあまり変わらない転送速度ですが、さすがに7200rpmのためAccess Timeは14.6msecと若干速くなっています。
ThinkPad関係の目次に戻る
50%くらいまでが何らかの理由で転送速度が落ちているような雰囲気で、実際には60~30MB/secで外周から内周にかけてなだらかに変化していく感じだと思われます。回転数は5400rpmでAccess Timeは17.8msecとなっています。
これをHTS722020K9SA00に載せ変えてみたのが下記の通りです。
このHDDは前の世代のためMHZ2320BHとあまり変わらない転送速度ですが、さすがに7200rpmのためAccess Timeは14.6msecと若干速くなっています。
ThinkPad関係の目次に戻る
2008年9月25日木曜日
ThinkPad T500のエクスペリエンスインデックス
Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスは下記のとおりでした。
グラフィック機能をRadeon HD 3650とした場合(5.3)
グラフィック機能を内蔵のGraphics Media Accelarator 4500MHDとした場合(3.8)
ただしシステム構成を下のように変更しています。
メモリを2GBから4GBに増設
5.8→5.9へアップ
HDDを付属のFujitsu:MHZ2320BHからHGST:HTS722020K9SA00に載せ換え
5.3→5.3で変化せず
ThinkPad関係の目次に戻る
グラフィック機能をRadeon HD 3650とした場合(5.3)
グラフィック機能を内蔵のGraphics Media Accelarator 4500MHDとした場合(3.8)
ただしシステム構成を下のように変更しています。
メモリを2GBから4GBに増設
5.8→5.9へアップ
HDDを付属のFujitsu:MHZ2320BHからHGST:HTS722020K9SA00に載せ換え
5.3→5.3で変化せず
ThinkPad関係の目次に戻る
2008年9月21日日曜日
ThinkPad T500のブートデバイス
ThinkPad T500のブートデバイスはPOT時にF12を押下することで選択可能になり下記の選択ができるようです。
USBデバイス:FDD、光学ドライブ、HDD(フラッシュメモリ含む)
ATAデバイス:内蔵HDD、内蔵光学ドライブ、内蔵2nd HDD
PXEネットワークブート
(BIOSのセットアップ画面、HDDは換装してあります)
<IEEE1394デバイスに関しては不明ですがメニューを見ると不可能っぽいです>
内蔵のSD等のメモリカードやExpressカード、PCカードからのブートには対応していないようです。
ThinkPad関係の目次に戻る
USBデバイス:FDD、光学ドライブ、HDD(フラッシュメモリ含む)
ATAデバイス:内蔵HDD、内蔵光学ドライブ、内蔵2nd HDD
PXEネットワークブート
(BIOSのセットアップ画面、HDDは換装してあります)
<IEEE1394デバイスに関しては不明ですがメニューを見ると不可能っぽいです>
内蔵のSD等のメモリカードやExpressカード、PCカードからのブートには対応していないようです。
ThinkPad関係の目次に戻る
登録:
投稿 (Atom)