秋葉原に繰り出していろいろな店を見ていると、最近はThinkPad X40の出物が目に付きます。
ThinkPad X40はIBM時代に発売(2003年末~)されたスリムなB5サイズのThinkPadで、大量に出回っているところを見るとリースアップ品だと思われます。
さて、このX40はお買い得なのでしょうか?
このPCの最大の難関は実はHDDにあります。このPCのHDDはHGSTタイプの1.8インチHDDを搭載しています。1.8インチならどのHDDも一緒だろうと思ったら大間違いで1.8インチHDDには様々なインターフェースが存在し下記のような感じとなっています。
(1)東芝タイプのP-ATA(HDDの短いほうの辺に50極のピンコネクタ・・・HDD側にリセプタクル)
(2)東芝タイプのP-ATA(ZIFタイプと呼ばれるフレキシブルケーブルを直接かませるタイプのコネクタが実装されている50極?・・・表裏に注意)
(3)HGSTタイプのP-ATA(HDDの長いほうの辺に44極のピンコネクタ・・・HDD側にピンヘッダがあり、コネクタは2.5インチのP-ATAと共通)
(4)S-ATA(1.8インチHDDではあまり見たことはありませんが、シリアルATAタイプのコネクタ)
(5)CE-ATA(MMC:MultiMediaCardのインターフェースを利用した家電向きの規格でPCでは使われていないと思います)
(1)と(3)は実質的に生産が終了しているため、程度のよい製品が手に入りにくいばかりか値段は上昇する一方です。
X40は(3)のタイプのコネクタなので、ストレージの観点からは非常に危機的な状況であるといえますが、次のような方法で回避が可能なケースがあるようです。
(a)CFをP-ATAインターフェースに変換して(ピン変換のみでOK)簡易SSDとしてHDDの代わりに使用する
(b)ThinkPadの補修部品として存在するらしい1.8インチHDD ZIFタイプとHGSTタイプのP-ATAの変換パーツを手に入れる
(c)先人の知恵を借りる(市販の変換アダプタ(これとか)を使って無理やり収める)
HDDに不安がある分、安価に手に入れられる可能性がありますので、腕に覚えのある人は挑戦してみてると楽しいのではないでしょうか?
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