2008年3月2日日曜日

ThinkPad T60(2623-PKJ)でデュアルブート

ThinkPad T60(2623-PKJ)の初期導入OSはWindows Vistaですが、場合によってはWindows XPなど他のOSが必要になるケースがあります。こういった場合はデュアル(マルチ)ブートのシステムを構築すると便利です。

PCでデュアルブートをする方法はいくつかあります。

例えばWindows VistaとXPを共存させたい場合に1つのHDDにパーティションを切ってブートローダーを使用し、起動するOSを選択するという方法があります(HDDを通常1台しか搭載できないノートPCではこの方法が一般的だと思います)。

しかしこの方法だと再インストールのたびにブートローダーの設定が必要になるケースがあるなど結構面倒です(特にWidnwos VistaのOSローダーは編集に専用のソフトが必要(OSに付属)で特に厄介です)。

そんなときに便利なのが2nd HDDベイのHDDを使用したデュアルブートで、もともと装着されているHDD(以下プライマリHDD)と2nd HDDベイに搭載した2nd HDDにそれぞれ別のOSをインストールし、起動時に[F12]キーを押すことでIntel Boot Agentを立ち上げ、起動するOS(厳密にはHDD)を選ぶというものです。

この方法の利点はそれぞれのHDDのMBRやブートセクタなどを弄る必要がないので普段使っているOSに影響を与えることなく複数のOSを導入できるという点です。

実際に手順は以下の通りになります。

(1)プライマリHDDに普通にOSを導入します(リカバリでもOK)。

(2)プライマリHDDをはずし、2nd HDDベイに2nd HDDを取り付けます。

(3)2nd HDDにOSをインストールします。

(4)2nd HDDへのインストールが終わったらプライマリHDDを取り付けます。

(光学ドライブの代わりに2nd HDDを取り付けているのでこちらへのOSインストール時に場合によってはUSB光学ドライブなどを用意する必要があります)

上記の方法でプライマリHDDにWindows Viataを2nd HDDにWindows XPを導入したところWindows Viataからは両方のHDDが見え、Windows XPからはプライマリのHDDが見えないという状態になりました。

Windows XPでプライマリHDDが見えないのはネイティブでAHCIモードを未サポートだからかもしれません。(現状都合が悪いわけではないのでこれ以上追及していません。というより、2nd HDDにはさまざまなテスト環境を構築しているのでむしろこっちのほうが好都合です。両方のOSが認識できるようになるとドライブレターに不整合が出ることが予想されるので、気をつける必要があると思います。)

ちなみに、ブート時に何もしないとプライマリのHDDのOSが起動し、[F12]を押して起動HDDに2nd HDDを選ぶとこちらのOSが起動しますがこれは設定次第で変更することができます。

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OQO model 01+ HDDとCFのパフォーマンス

OQO model 01+に乗せたCFともともと搭載されていたHDDのディスクアクセスパフォーマンスを比較してみました。比較にはCrystalDiskMark 2.1を使用しました。
HDDを搭載しているときはUltra-ATA mode5で動作していましたが、アダプタ+CFに載せ換えた後はUltra-ATA mode2での動作が限界のようです。(機種によってはBIOSのバージョンを変更することでmodeが変わることもあるようですが、OQO model o1+ではどうともならないようです。レジストリを弄っても効果なしです。

CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/

元から搭載されていたHDD
Sequential Read : 20.986 MB/s
Sequential Write : 17.653 MB/s
Random Read 512KB : 13.727 MB/s
Random Write 512KB : 13.103 MB/s
Random Read 4KB : 0.317 MB/s
Random Write 4KB : 0.900 MB/s

載せ換えたCF
Sequential Read : 25.895 MB/s
Sequential Write : 12.380 MB/s
Random Read 512KB : 25.554 MB/s
Random Write 512KB : 3.671 MB/s
Random Read 4KB : 6.449 MB/s
Random Write 4KB : 0.041 MB/s

載せ換えたCFの最近の値(Ultra ATA mode2では33MB/sが限界のはずですので明らかにおかしい値となっています。本当にこのパフォーマンスが出ていればうれしいですが・・・)
Sequential Read : 121.283 MB/s
Sequential Write : 12.443 MB/s
Random Read 512KB : 118.130 MB/s
Random Write 512KB : 4.041 MB/s
Random Read 4KB : 10.104 MB/s
Random Write 4KB : 0.042 MB/s

CFでSSD化することでレスポンスは上がった感じがしますが、休止状態への移行は明らかに長くなりました。一長一短ですね。

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