2008年5月11日日曜日

OQO model 01+用のWin XPのnlite設定

OQO model 01+用のWin XPのnlite設定が長くなりそうなので別ページにしました。

コンポーネントの削除の設定です。


まずはここで残したい機能を選択しておくことで、削除してはいけないコンポーネントを選択できないようにします。このあたりはカスタマイズ次第なのでお好みで(以下も同様です)。


「アプリケーション」の設定


「オペレーティングシステムの設定」1


「オペレーティングシステムの設定」2


「オペレーティングシステムの設定」3

キーボードは「United States-International キーボード」だけにチェックをつけません


「サービス」の設定1


「サービス」の設定2


「サービス」の設定3

「ドライバ」の設定は「SCSI/RAID」「非同期転送モード(ATM)」だけチェックをつけません。(SCSI/RAIDはいらないかもしれません)


「ネットワーク」の設定1


「ネットワーク」の設定2


「ハードウェアサポート」の設定1


「ハードウェアサポート」の設定1


「ハードウェアサポート」の設定2


「ハードウェアサポート」の設定3


「マルチメディア」の設定1


「ハードウェアサポート」の設定2

言語は「Korean」「Simplified Chinese」「Traditional Chinese」「Western Europe and United States」だけを残します。韓国語や中国語は残さなくても大丈夫かもしれませんが
2バイト言語圏の設定を残しておかないとうまくいかない場合があるらしいので、一応残しておきます。


「ディレクトリ」の設定

次に無人インストールの設定です。


「全般」の設定


「Run Once」の設定


「ユーザー」の設定


「所有者とネットワークID」の設定


「地域」の設定


「ネットワーク設定」の設定(どうせ無線LANのセキュリティ設定が必要になるので中途半端です


「デスクトップテーマ」の設定


「Automatic Updates」の設定


「ディスプレイ」の設定


「コンポーネント」の設定

オプションの設定


「全般」の設定


「パッチ」の設定

次はTweakの設定ですが、ここは各自好きなような初期設定にすればよいと思います。なにも設定しなければ初期設定が適用されるようです。
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OQO model 01+用に日本語OSをカスタマイズしてみる

いくつかのアプリケーションを使用して見たところ内部のフォント設定の問題なのか正常に表示されない(日本語部分が??表示になる)ケースがあったためSP3が公開されたこともあり、日本語版のWindows XPをインストールしてみることにしました。

ただインストールするだけでは能がないので、nlite(WindowsのインストールCDに手を加えることでカスタマイズを行うソフトウェア)を使用してSP3を統合しつつ、どうせ使わないサービスや機能を取り去ったモバイル用途に(ある程度)最適化したOSにしてみたいと思います。

nliteによって不必要だと思われる(プリインストール)ドライバを(一部)削除します。それだけでは必要なドライバを削除してしまうかもしれませんので以前紹介したMy Driversで、あらかじめバックアップしておいたドライバの統合もしたいと思います。

まずは、nliteを手に入れます。nliteのDownloadの項目から「v1.4.5 Final」の下にあるリンクからダウンロードできます(Download以外の1~4のリンクはミラーリンクみたいです)。現時点で最新のバージョンは「nLite 1.4.5 Final」です。このバージョンからWindows XPのSP3の統合に正式対応しているようです。nliteのサイトはリファラーを有効にしておかないとファイルのダウンロードができない(直リンク禁止)ようです。

ちなみに、nliteを使用するには「.NET Framework 2.0」が必要となるので事前にインストールしておいてください。「.NET Framework 2.0」をインストールしたくない人は「Download」ページの「FrameworkLite 2.0」にnLiteに必要なruntimeファイルを抽出した7MB程度のパッケージがあるそうですのでそれを使用してください。

nliteをダウンロードしたら次にインストールを行います。
ダウンロードした「nLite-1.4.5.installer.exe」を実行すると自動的にインストールが始まります。


まずはインストール言語の選択を行います(日本語はないのでEnglishを選びます。ちなみに、インストール後は日本語が選択可能です)。


インストールを開始するのでほかのアプリケーションを閉じてください。


ライセンスへの同意を求められます。問題ないようなら「I accept the agreement」を選択して次(Next)へ


nliteをインストールする場所を選択します。特別に思うところがないなら初期設定のままでよいと思います。


インストールの内容を聞いてきます。日本語のUIで操作したいので全部インストールです。


デスクトップにアイコンを配置したいならチェックをつけます。


ファイルのコピー等が終わりインストールが終了します。

インストールが終了したら前準備を行う必要があります。

XPのCDの中身をどこかのフォルダにコピー
SP3をダウンロードしておく
ドライバ(あるなら)をどこかのフォルダにコピー
Hotfix等(あるなら)をどこかのフォルダにコピー

これだけやったら、nliteを起動します。

まずは表示言語を選びます。


XPのCDの中身の場所を指定します。


前回の設定を読み込む場合はここでセットしますが、初めての起動の場合は前回の設定がないのでそのままスルーします。


nliteでCDのイメージに操作する中身を選びます。今回はSP3公開直後なのでHOTFIXの統合以外を選びます。


SP3のパッケージの場所を指定すると、まずはイメージを統合してくれます。


SP3の統合が終了しました。


次へを押します。


統合するドライバを聞いてきますので、ある場合は追加ボタンを押して先ほどフォルダにまとめておいたドライバを選択します。

細かい設定は長くなるので別ページに載せました。


設定が終了したら処理が開始されます。


出来上がったイメージをISOファイルに書き込みます。


ISOファイルが出来上がったらnliteでの処理は終了です。

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2008年5月7日水曜日

ThinkPad T60にWindows Vista再インストール

ThinkPad T60(2623-PKJ)のプリインストールOSはWindows Vistaで、リカバリーディスクの代わりにRescue & RecoveryというアプリケーションによってHDDの中にリカバリーイメージを持っています(DVD-Rを使用することで自分でリカバリーディスクを作ることも可能です)。これを使用することでOSの再セットアップをすることができますが、ドライバは初期のものと比較して更新されていますし、初期導入のソフトが(ThinkPadのものは多くはないといえ)それなりにインストールされています。また、パーティションを自分の好みに切った状態でのリカバリーもできないようでしたし、SP1を導入した際にやたらとアップデートに時間がかかったなどちょっと気になる状況があったので、よりクリーンな状態でセットアップする方法を探してみました。

ThinkPad T60(2623-PKJ)のCドライブ(もともとCドライブしかありませんでしたが)のなかに、「i386」というような、OSセットアップディスクの中身と思われるようなファイル打破ありませんでした(Windows XPまではメーカ製のPCにはこういったフォルダがあり、このフォルダを元に、OSのセットアップディスクを復元するテクニックがあります)。

ThinkPad T60(2623-PKJ)にはOSセットアップディスクは付属していませんでしたが、Windows Anytime UpgradeのDVD-ROMが付属していました。このDVD-ROMの中身を見てみると、いかにもOSのセットアップディスクです。そもそも、Windows Vistaをアップグレードする際にも常にクリーンインストール(インストール済みのOSはフォルダをリネームして退避される)しかないと、Windows Vistaの紹介サイトで読んだので、ほぼ間違いなくこのDVD-ROMでセットアップが可能だと予想できます。


ところで、Windows XP以降のWindowsではプロダクトアクティベートによってOSの不正使用を防止していますが、メーカ製のPCでは特殊な方法でこれを行わなくてもよいようになっています。それはSLPと呼ばれ、下記の3つが一致したときだけライセンス済みとなります。(何かがかけていると通常通りのアクティベートが必要・・・らしい)

1:SLPに対応したBIOS(メーカ固有)
2:SLPに対応したプロダクトキー
3:SLP用のライセンスファイル(メーカ固有)

1は当然Windows Vista導入済みのPCなのでクリア済みです。
2に関してはリカバリー後のプロダクトキーをメモっておけばOKです(Sandra等でプロダクトキーは調べられます)。シールで張ってあるプロダクトキーはSLP用ではないので注意してください。
3のライセンスファイルはWindows Vistaの場合「C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Roaming\Microsoft\SoftwareLicensing\tokens.dat」です。

これらを用意して、クリーンインストールにチャレンジしてみます。

詳しくは、OQOにWindows Vistaをインストールしたときとかぶるので手順はそこを参考にしてください。異なる点は、プロダクトキーに上で控えたものを入力するということだけです。

インストール後にtoken.datを上書き(セーフモードだとうまくいきます)すれば、ライセンス済みになります。

ここで注意しないといけないのは、SP1を導入するとtoken.datが変わる(倍くらいのサイズになる)ということです。

もしも、SP1を導入した後に無印のtoken.datを導入すると、一見うまくライセンスされたように見えても、Aeroが使用できなくなります(「デスクトップ コンポジションを有効にする」の設定項目が非表示になり、無効になったまま変更不可です。Microsoftにもいろいろと事情があるのでしょうか?)。

したがって、SP1を導入するなら導入前にライセンス済みにするか、一度SP1を当ててtoken.datをバックアップしておけば、問題なくSP1導入後もライセンス済みにできるようです。(vlite等で統合セットアップディスクを作っておいてもこの方法ならきちんとライセンス可能です。)

手法的には若干グレーな感じもしますが、PCに対して正規にライセンスされたOSを過不足なく使用しているので問題ないのではないかと思います(プロダクトキーやtoken.datを要求されても教えることはできませんが、あしからずご了承ください)。

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