2008年3月15日土曜日

ThinkPad X300について

最近やたらとレビュー記事を見るLenovo ThinkPad X300についてちょっと考察してみたいと思います。

ThinkPad X300は「X」シリーズの呼称となっていますが、既存のXシリーズが12.1インチ液晶パネルを搭載しているのに対して13.3インチ液晶を搭載しているため14.1インチと15.4インチの液晶を持つTシリーズとXシリーズの中間を狙ったようなラインナップです。実際Lenovoでもそういった位置付けとなっているようです。

個人的にはノートPCは家で据え置きでの使用がメイン(持ち運びは別に用意したい)なのでX300のように携帯性を高めてスペックを抑え気味(CPUが1.26GHzのCore2Duoとかチップセット内蔵ビデオ機能とか)にするのは、コンセプトとしては若干マッチしないものの、強度を犠牲にせずに薄くしていく技術を他のシリーズにフィードバックして、スペックを抑えずにしっかりとしたつくりのThinkPadができるなら大歓迎です。T400(そんなの出るのか?)に期待したいところです。

最近のLenovoの日本版のラインナップが非常に寂しい(アメリカ等と比較して値段はともかくバリエーションが少ない)のが残念なところです。

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OQO model 01+でWindows Vistaは使える?

Windows VistaをインストールしてみたOQO model 01+ですが、使用感はどうなのかということを見てみました。

まずは、ハードウェア関係をどの程度認識しているのでしょうか?


上記のようにCPUに関してはきちんと認識しているようですので、Crusoeもまだ見放されてはいないようです。


デバイスマネージャでは、上のようになっています。

使えているように見えるデバイス
  スティックポインタ
  IEEE1394ポート
  USBポート
  キーボード
  CPU

使えないデバイス
  サウンド
  Bluetooth
  ディジタイザ
  無線LAN

不完全だけれど使えるデバイス
  ビデオチップ(標準のVGAドライバで動作)

Longrunの設定変更ユーティリティーやディスプレイの回転ソフトなどは使えない見込みのため、Windwos XPでの使い勝手はだいぶ低下するようですが800x480の解像度は標準ドライバで対応できました。

また、Silicon motionのLYNX 3DM+についてはVista用ドライバは見当たりません。Silicon motionのサイトで配布中のv263(XP用)のドライバをインストールしたところ起動でブルースクリーンしなくなるため導入しないほうがよいでしょう(セーフモードでドライバを削除することで復帰しましたが・・・)。DirectX6世代の省電力グラフィックチップだとこんなものかもしれません。


エクスペリエンスインデックス(1.0~5.9)については上のように最低値の「1.0」でした。

まぁ、Vistaの導入はお勧めしないという当たり前の結果が導き出されました。CrusoeのLongrun関係のユーティリティーソフトも開発されているとは思えませんのでこちらの面からもあきらめたほうがよいように思います。ちなみに、起動しているだけでファンは結構回りますのでいろいろなプロセスが動いているのだと思います。

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