2008年4月21日月曜日

OQO model 01+でWindows Vistaをもうちょっと使ってみる

OQO model 01+でWindows Vistaをインストールしてみたものの、一部ハードウェアが認識されていないなど完全には使用できていない状態でした。

そこで、今回はどのドライバが使えるか試してみました。


ちなみに今回はService Pack1で試しています。

まずは、MyDriversでバックアップした、Windows XPのドライバをインストールしてみることにしました。

XPとVistaではOSのバージョンが違う(2000とXPはマイナーチェンジですが、XPとVistaはメジャーチェンジ)にもかかわらず、「不明なデバイス」をすべて認識させることができました。

ちなみに、不明だったデバイスは「Audio」「Wireless LAN」「Bluetooth」でした。


この時点でディジタイザは認識していませんでしたが、XP用のファイルでも意外に動くので、OQOのサイトからダウンロードした「OQO Wacom Pen」をインストールして見たところ、期待通りディジタイザも使うことができました。

ついでに「OQO Software Update」もインストールしてみましたが、XPとVistaはビデオ周りだけは大幅な変更が加わっているのでビデオドライバだけはインストールしませんでした(ドライバに署名がないけれどインストールを続けるかというところでビデオだけ「いいえ」を選べばOK)。
これをインストールするとアプリケーションランチャーが使えるようになり、ジョグダイヤルの機能も拡張されます。


結局MyDriversでバックアップを取らなくてもXPのドライバ(ビデオドライバを除く)やアプリケーションで事足りるということのようです。


ちなみに、Transmeta Crusoeのクロック可変ツールは軒並み(Flybookのやつとか、Fivaのやつとかです)使用できませんでした。Windows Vistaは自動でクロックを可変させ、パフォーマンスとバッテリーライフのバランスをとる機能があるのですが、WindowsはなにかとCPUをフル活動させることがあるので(DirectXとか)クロックに制限をかけて発熱を抑えたいという場合にはWindows Vistaでは対処できないかもしれません。

ちなみに使用感は、やはり重いです。比較しているのがThinkPad T60(Core2Duo 2GHz)なのでパフォーマンスのコントラストを感じるだけかもしれませんが・・・。クロックを制限できないせいかCPUのファンもそれなりに回転して本体も暖かくなります。

また、Windows Vistaはデスクトップの描画をDirect3D(9以降のピクセルシェーダ2.0使用)かCPUエミュレーションで行うため、XPまでのGDIによる2Dアクセラレーションと異なり、古いビデオチップ(Lynx3DM+はDirect3Dアクセラレータを持っていますが、ピクセルシェーダはおろかDirectX7世代のハードウェアT&Lも搭載していません)では描画の支援ができないのでCPUに大きな負荷が掛かります。

OQO model 01+の目次へ戻る